Our Leader
Dor til Dorを設立したのは、読書教育を志す男子高校生です。
Leader's Message
僕は、いわゆる「名門進学校」と呼ばれる私立で中高一貫の男子校に通っているのですが、ふと周りを見渡すと、クラスメイトの多くが、自らの将来の進路を学力や偏差値に基づいて決めてしまっていることに気づきます。「理系科目で高い点数が取れるから医学部に進学する」と言う人を見ていると、「ホンマにそうやって決めて大丈夫!?」と肩を揺さぶりたくなります(笑)
しかし、思い返せば、僕も中学3年生まではそういう決め方をしていました。幸い、僕は、コロナ禍で時間を持て余し、ふと読み返した『ツバメ号とアマゾン号』や『王への手紙』といった児童書の面白さに改めて衝撃を受けてこの活動を始めたことで、それまで自分が子どもと本の世界に対して抱いていた愛情と熱意を胸の奥深くに押し込んで忘れようとしていたことに気づき、将来の夢を科学者から読書教育に携わり続けることに変えることができました。もしこの本心に気づけないまま科学者を目指していたとしたら、今の僕が過ごしている刺激的で楽しい毎日よりも、かなり退屈な日々を送っていたであろうことは想像に難くありません。
学力や偏差値で決めるのではなく、自分らしく主体的に将来を切り拓いてほしい。少しずつでも、1人1人が自分のあるべき姿に近づいてほしい。そう願っています。そして、僕にとってなじみ深い児童書を読み返したことがきっかけになったように、多くの子どもたちにとって読書が自己形成と自己実現の助けとなると信じています。
代表理事
谷津凜勇
Rinyu Tanitsu
2004年4月生まれの神戸っ子。現在は大阪在住。
好きな本は『肩胛骨は翼のなごり』(デイヴィッド・アーモンド作)。
公立小学校を卒業後、中学受験を経て現在は東大寺学園高等学校2年。
生徒会長・文化祭実行委員などを務める。
高校1年の春に見舞われたコロナ禍による臨時休校中にフリーペーパー「月あかり文庫」を創刊。
現在は、主にNPO団体Dor til Dor 代表理事として読書教育の分野で精力的に活動している。
全国高校生マイプロジェクトアワードにて全国優秀賞を受賞。
ASHOKA Youth Ventureに認定。
NHK・読売テレビ・週刊新潮にて取り上げられる。
E-mail:rinyu.t@dor-til-dor.org
Twitter:https://twitter.com/Rinyu_DtD
Facebook:https://facebook.com/rinyu.tanitsu